『ソードアート・オンライン』のゲーム最新作『Echoes of Aincrad』が2026年7月9日(Steam版は7月10日)に発売されます。すでに体験版が配信され、セーブデータは製品版に引き継げるという力の入れようで、原作ファンの間で発売直前の注目度が急速に高まっているタイトルです。今回は周辺機器の紹介記事ですが、その前提として作品自体の戦闘システムと体験版の評判をきちんと掘り下げてから、それを踏まえて何が必要かを紹介します。
開発チームについて
本作はバンダイナムコエンターテインメントが、NJホールディングス傘下のゲームスタジオに開発を委託して制作されています。企画自体は2019年に始まり、2021年頃から本格的な開発に入ったとされていて、「原作の主人公キリトではなく、プレイヤー自身のアバターでアインクラッドに囚われるデスゲームを体験する」というコンセプトを軸に、長い期間をかけて作り込まれてきたタイトルです。「SAO」ゲーム総合プロデューサーは二見鷹介氏、本作の制作担当は八幡康浩氏が務めています。
開発チームのこだわりが分かりやすい例が「二刀流」です。原作のキリトの代名詞ともいえる二刀流の剣術は、本作ではプレイヤーが習得できる技として実装されていません。これは技術的な手抜きではなく、「プレイヤーは原作のキリトとは別人であり、この世界観の中で二刀流という規格外の力を誰でも持ててしまうのはおかしい」という、世界観の一貫性を優先した開発チームの意図的な設計判断だと語られています。周辺機器の話をする前に、まずこうした作り手の狙いを踏まえておきたいところです。
作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年7月9日(Steam版7月10日) |
| 開発・発売 | ゲームスタジオ(開発) / バンダイナムコエンターテインメント(発売) |
| ジャンル | アクションRPG(ソウルライク・ハック&スラッシュ)・シングルプレイ |
| 価格 | スタンダード版 8,910円 / デラックス版 11,440円 / アルティメット版 14,960円 |
| 体験版 | 配信中(セーブデータは製品版へ引き継ぎ可能) |
公式ストアページ・パブリッシャー公式サイトは以下から確認できます。
Echoes of Aincrad Steamストアページ
Echoes of Aincrad 公式サイト
戦闘システムはどうなっているか
本作の武器種は片手剣・短剣・レイピア・片手杖・両手剣・両手斧の6種類で、それぞれ専用のソードスキルが用意されています。攻撃は素早い「ライトアタック」、重いが隙の大きい「ヘビーアタック」、そしてSPゲージを消費する大技「ソードスキル」の3種類を状況に応じて使い分ける組み立てです。防御側もシールドでのガード・地面を転がって避ける回避・ダッシュでの離脱があり、これらは全てスタミナを消費するため、攻めと守りの両方でリソース管理が要求されます。
中でも評判が良いのが「パリィ」です。敵の攻撃が当たる直前にボタンを入力すると攻撃を弾き、大きな反撃のチャンスが生まれる仕組みで、タイミングを合わせた時の手応えが体験版でも高く評価されているポイントです。加えて、パートナーキャラクターとの連携要素として、同じ敵をふたりで狙う「スイッチモード」と、それぞれ独立して動く「フリーモード」があり、攻撃で溜まる「サポートSP」でパートナーの支援スキルを、ふたり同時に溜まる「コンボSP」で強力な連携ソードスキルを発動できます。
難易度とデスゲームモード
難易度はストーリー・ノーマル・ハード・ベリーハードの4段階が用意されていて、最高難易度の「ベリーハード」では、キャラクターが死亡するとセーブデータそのものが削除されるという、原作の「デスゲーム」をそのまま再現した仕様になっています。原作ファンにとってはここが一番刺さる作り込みポイントだと思います。
体験版の評判は正直どうなのか
体験版をプレイした人たちの感想を見ると、評価は割れています。ここは良い点も気になる点も両方正直に書いておきます。
評価されている点:敵の部位を破壊する演出やパリィが決まった時の気持ちよさ、スタミナ管理から生まれる緊張感のあるアクション、ダンジョン構造にランダム性があり周回のしがいがある点などが挙げられています。
気になる点として挙がっている声:序盤のチュートリアルが一本道で、会話やイベント中は自由に動けない場面があること、装備の管理画面が使いにくいという指摘、マップの起伏や探索が単調に感じられるという意見も見られました。体験版はベータテスト期間という導入パートに限定されているため、こうした窮屈さは製品版でどこまで改善されるか、発売後に見極めたいところです。
良い意味でも悪い意味でも「賛否両論」というのが体験版時点でのフラットな評価で、原作再現度の高さと、序盤特有の導線の窮屈さが同居している、というのが実情に近いと思います。
出典:Echoes of Aincrad 公式サイト SYSTEMページ、ファミ通.com 体験版レビュー、4Gamer 体験版プレイレポ
結論:通常戦闘はキーボードでも遊べるが、スキル連発ならパッドが快適
本作はキーボード・マウス操作にも対応していますが、パリィの入力やソードスキルの発動には「Ctrl+別のボタン」のような同時押しが必要な場面があります。パリィのタイミングを取りながらソードスキルを連発する原作再現プレイをしたいなら、ゲームパッドの方がストレスなく操作できます。逆に、じっくりロックオンして戦う遊び方が好きな人はキーボードのままでも十分楽しめる作品です。
おすすめの周辺機器
アインクラッドを剣一本で戦い抜く体験を作品通りに味わうなら、Xbox系やDualSense系などPC対応のワイヤレスゲームパッドが一番相性が良いです。特にパリィはタイミングがシビアなので、長時間のプレイでも手が疲れにくいグリップ形状の製品を選ぶのがポイントです。自分がまず選ぶなら「Xbox ワイヤレス コントローラー」です。Microsoft公式でPC対応が保証されていて、Steamのコントローラー設定周りで変なトラブルが起きにくいのが決め手です。
物語演出やBGMへの評価も高い作品で、パートナーとの掛け合いのセリフを聞き逃さず楽しみたい人にはヘッドセットもプラスすると効果的です。ただしこれは必須ではなく、あくまで余裕があれば、という位置づけです。予算を抑えつつ音の定位で足音や敵の位置を把握したいなら「ロジクール G335」が扱いやすいです。軽量で長時間プレイでも耳が痛くなりにくく、価格の割にセリフの聞き取りやすさが安定しています。
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これは無理に買わなくていい人
本作はロックオンを主体としたアクションで、じっくり距離を取って戦うプレイスタイルであればマウス照準の精度の恩恵は薄く、今使っているキーボード・マウスのままでも十分に遊べます。パッドはあくまで「パリィとソードスキルを連発する原作再現プレイをしたい人」向けの投資と考えるのが正直なところです。また、体験版で装備管理画面の使いにくさを指摘する声もあるため、UI周りの手触りが気になる人は、周辺機器より先に体験版で自分の手で確かめてから判断することをおすすめします。
まとめ
『Echoes of Aincrad』は、二刀流を実装しないという世界観優先の設計判断からも分かるように、原作の空気感を丁寧に作り込もうとしているタイトルです。体験版の評判は賛否両論ですが、パリィや部位破壊など評価されているアクションの手応えは本物なので、まずは自分の操作方法(キーボードかパッドか)を体験版で試してから、必要であれば周辺機器を揃えるのがおすすめです。