10月に入ってから、Steamで大型の新作が立て続けに発売されています。10月11日にはSteam全体の同時接続数(同じ瞬間にSteamにログインしている人の数)が過去最高を更新したほどで、まさに秋のゲームシーズン本番という空気です。
とはいえ、新作が多すぎて「結局どれが盛り上がっているの?」と迷っている方も多いと思います。そこでこの記事では、10月に発売(または正式リリース)されたSteamのゲームから、実際にプレイヤーが集まっているものを6本選び、Steam公式のデータで比べてみました。あわせて、そのゲームを快適に遊ぶために「買う価値がある周辺機器」と「買わなくていいケース」も正直に書いていきます。
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まずは数字で比較:10月のSteam新作6本
選び方は「10月に発売されたこと」と「いま実際に人が遊んでいること」の2つです。Steamの同接ランキングの上位はCounter-Strike 2のような何年も前からある定番がずっと占めているので、それは見ずに、発売から日が浅いタイトルだけに絞りました。数字はすべてSteam公式の統計(Steam Web API)とストアページのレビュー集計から、10月18日(日)に取得したものです。
| タイトル | Steam発売日 | 取得時の同時接続数 | レビュー(好評率) | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| AION 2 | 10月5日 | 256,805人 | 賛否両論(約58%・33,960件) | 基本無料 |
| Enshrouded~霧の王国~ | 10月15日(正式版) | 69,807人 | 非常に好評(約86%・108,521件) | 4,356円 |
| プラネット ズー 2 | 10月13日 | 27,423人 | 賛否両論(約64%・4,237件) | 6,200円 |
| ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE | 10月1日 | 15,113人 | 非常に好評(約84%・21,462件) | 9,790円 |
| Castlevania: Belmont’s Curse | 10月14日 | 13,426人 | やや好評(約71%・5,246件) | 3,850円 |
| スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー | 10月6日 | 5,616人 | 非常に好評(約87%・7,703件) | 6,900円 |
「同時接続数」は、その瞬間にゲームを起動している人数のことです。日曜日の一時点の数字なので時間帯で上下しますが、どれくらい盛り上がっているかの目安にはなります。レビューの好評率は、Steamで「おすすめ」を押した人の割合です。
ここからは1本ずつ、どんなゲームなのか、そしてどんな周辺機器があると楽しくなるのかを見ていきます。
AION 2:同接25万人超、今いちばん人が集まっている新作MMO
『AION 2』は、韓国のNCSOFTが開発したMMORPG(大勢のプレイヤーが同じ世界に集まって遊ぶオンラインRPG)です。2008年に出た『AION』の続編で、背中の翼で空を自由に飛びながら戦えるのが最大の特徴です。全8クラス、ソロから10人パーティーまでのコンテンツがあり、基本無料で始められます(Steamストアページ)。
同接は25万人を超えていて、今回の6本の中では文字どおり桁違いです。一方でレビューは「賛否両論」で、好評率は6割弱にとどまっています。人は集まっているものの、評価が割れているのも事実です。基本無料なので、まずは自分で触ってみて、合うかどうかを判断するのがいちばん確実です。
なお、公式の推奨環境はメモリ16GB・RTX 2070クラスで、ストレージは100GBの空きが必要です。インストール前に空き容量を確認しておくと安心です。
効く周辺機器:多ボタンマウス
MMOは使うスキルの数がとにかく多いジャンルです。キーボードの数字キーに手を伸ばしながら空中戦をするのは、正直かなり忙しいです。そこで定番なのが、マウスの親指側にたくさんのボタンが付いた「多ボタンマウス」です。スキルを親指で押せるので、左手は移動と飛行に集中できます。
Enshrouded~霧の王国~:早期アクセスを卒業した協力サバイバル
『Enshrouded~霧の王国~』は、ドイツのKeen Gamesが手がけるサバイバルアクションRPGです。世界を覆う霧「シュラウド」の中を探索し、素材を集めて拠点を建てていきます。地形そのものを掘ったり盛ったりして作り変えられるのが特徴で、建築好きの人にはたまらないゲームです(Steamストアページ)。
実はこのゲーム、2024年1月から「早期アクセス」(開発途中の状態で先に販売し、遊びながら完成させていく仕組み)として販売されていました。それが10月15日に正式版になり、改めて人が戻ってきています。レビュー件数は10万件を超え、好評率も約86%と、今回の6本の中でいちばん安定した評価です。
効く周辺機器:ゲーミングヘッドセット
このゲームは友だちと協力して遊ぶと面白さが一気に増します。そうなると欲しくなるのが、マイク付きのヘッドセットです。「そっちに敵いるよ」「この素材ちょうだい」とボイスチャットで話しながら遊べると、拠点づくりがぐっと楽しくなります。
ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE:シリーズ最新作の空戦
『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』は、バンダイナムコの人気フライトシューティング「エースコンバット」シリーズの最新作です。戦闘機を操縦して空を飛び回り、ミサイルや機銃で敵機を撃ち落としていく爽快なゲームで、シリーズは難しい操作を覚えなくても遊べる作りになっています(Steamストアページ)。
価格は9,790円と今回の中ではいちばん高いのですが、レビューは2万件超で好評率は約84%と、しっかり評価されています。注意したいのはPCの要求スペックで、推奨はメモリ32GB・RTX 3070クラス、しかもSSDとハードウェアレイトレーシング(光の反射をリアルに計算する機能)に対応したグラフィックボードが必須とされています。ストレージも150GBの空きが必要なので、購入前にSteamストアページの動作環境は必ず確認してください。
効く周辺機器:まずはゲームパッド、こだわるならフライトスティック
Steamストアでは「フルコントローラサポート」とされていて、まずはゲームパッドがあれば十分に楽しめます。キーボードとマウスで戦闘機を操縦するのはかなり難しいので、パッドは事実上の必需品です。
さらに本物の操縦席の気分を味わいたい人には、操縦桿とスロットル(エンジンの出力レバー)がセットになった「フライトスティック」という選択肢もあります。前作『エースコンバット7』のときは、このThrustmaster製フライトスティックの公式コラボ版まで発売されていました。ただし、8で対応しているかどうかは公式の情報で確認してから買ってください。2万円近くする買い物なので、ここは慎重にいきたいところです。
Castlevania: Belmont’s Curse:『悪魔城ドラキュラ』の新作2Dアクション
『Castlevania: Belmont’s Curse』は、KONAMIの『悪魔城ドラキュラ』シリーズの新作です。パリを舞台に、ムチを使うヴァンパイアハンター「ベルモンド家」の新しい主人公ローズの物語が描かれます。マップを探索しながら少しずつ行ける場所を広げていく、横スクロールの2Dアクションです(Steamストアページ)。
開発にはKONAMIに加えて、Evil EmpireとMotion Twinという2つのスタジオが参加しています。どちらも、同じく探索型2Dアクションの人気作『Dead Cells』に関わってきたスタジオです。発売から日が浅いこともあってレビューは「やや好評」(約71%)ですが、3,850円と手に取りやすい価格なのも魅力です。
効く周辺機器:十字キーの押しやすいゲームパッド
Steamストアでは「ゲームパッド推奨」と明記されています。2Dアクションは細かいジャンプや方向入力が多いので、十字キー(方向ボタン)が押しやすいパッドを選ぶのがおすすめです。
レトロゲーム機のようなコントローラーで知られる8BitDoのパッドです。十字キーの押しやすさに定評があり、スティックもドリフト(勝手に入力される不具合)が起きにくいTMR方式を採用しています。
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スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー:好評率は今回トップ
『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』は、スター・ウォーズの世界を舞台にしたレースゲームです。帝国が倒れたあとの銀河で、無法者たちが開く違法レースに挑んでいきます。映画のポッドレースのように、とんでもないスピードで銀河を駆け抜けるアーケード寄りのレースです(Steamストアページ)。
同接の数こそ今回の6本では控えめですが、好評率は約87%で今回のトップです。遊んだ人の満足度が高いゲームだと言えます。
効く周辺機器:ゲームパッドで十分
レースゲームというとハンドル型のコントローラーを思い浮かべる方もいると思いますが、このゲームはSteamストアで「ゲームパッド推奨」とされている、アーケード寄りの作りです。高価なハンドルを買うより、まずはゲームパッドで遊ぶのがおすすめです。パッドはエースコンバット8の項で紹介したXbox ワイヤレス コントローラーが使えます。アクセルとブレーキをトリガーの押し込み具合で調整できるので、レースゲームとの相性も良いです。
プラネット ズー 2:周辺機器は買わなくて大丈夫
『プラネット ズー 2』は、自分だけの動物園をつくって経営するシミュレーションゲームです。今作では水の中で暮らす動物や空を飛ぶ動物が加わり、動物園の外に広がる「野生動物保護区」もつくれるようになりました(Steamストアページ)。同接は2.7万人と、今回の中では3番目に多くの人が遊んでいます。レビューは「賛否両論」(約64%)なので、購入前に最近のレビューに目を通しておくと安心です。
そしてこのゲームについては、はっきり言っておきます。周辺機器は買わなくて大丈夫です。園内の道を引いたり、柵を立てたり、動物の様子をクリックして確認したりと、操作のほとんどはマウスでの「選んで置く」作業です。時間制限のある入力もないので、いま手元にあるキーボードとマウスで何の問題もなく遊べます。周辺機器に使うはずだったお金は、ゲーム本体や追加コンテンツに回したほうが満足度は高いと思います。
予算別:どれから買えばいいか
最後に、今回のゲームを遊ぶならどんな順番で周辺機器をそろえるといいか、予算別にまとめておきます。
| 予算の目安 | おすすめ | 向いているゲーム |
|---|---|---|
| 1万円以内 | Xbox ワイヤレス コントローラー または 8BitDo Ultimate 2 | エースコンバット8、悪魔城新作、ギャラクティック・レーサー |
| 1〜2万円 | HyperX Cloud III(有線)/ Cloud III Wireless | Enshrouded、AION 2(友だちとボイスチャットするなら) |
| 1.5〜2万円 | Razer Naga V2 HyperSpeed | AION 2 |
| 2万円前後 | Thrustmaster T.Flight Hotas 4 | エースコンバット8(対応状況を確認してから) |
| 0円 | 今あるキーボードとマウス | プラネット ズー 2 |
迷ったら、まずはゲームパッドを1つ持っておくのがおすすめです。今回の6本のうち3本はパッドで遊ぶのがいちばん快適ですし、これから出るSteamの新作でも使い回せます。
まとめ
10月のSteam新作は、同接25万人超のAION 2を筆頭に、正式版で戻ってきたEnshrouded、評価の高いエースコンバット8とギャラクティック・レーサー、手ごろな価格の悪魔城新作、そしてマウスだけで遊べるプラネット ズー 2と、ジャンルも価格帯もかなりバラバラです。
周辺機器は「そのゲームで本当に体験が変わるもの」だけを買えば十分です。この記事が、秋の新作選びと環境づくりの参考になればうれしいです。
参考:各ゲームのSteamストアページ、Steam Web API(同時接続数)、各メーカー・パブリッシャーの公式YouTubeチャンネル(トレーラー)。数値は2026年10月18日に取得したものです。