熊本地震で防災を見直しました|手元・据付・備蓄+水槽の停電対策を、Amazonで揃うものから

2026年7月28日の夕方、熊本県で最大震度7の地震がありました。気象庁によると、マグニチュードは7.1、一時は津波警報も出て、今も余震が続いています。被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

私自身も、震度4の範囲に居たので少し強く長い揺れに恐怖しておりました。

ニュースを見ていて、正直、自分も背筋が寒くなりました。「うちは大丈夫だろう」と思っていたけれど、地震はいつ・どこで起きてもおかしくありません。とはいえ、今まさに被災地では物資が足りていない時期です。焦って買い占めるのではなく、少し落ち着いたタイミングで、自分の家の備えを一つずつ見直しておこう——そう思ってこの記事を書きました。

この記事は「自分がいまから備え直すなら、Amazonで揃う範囲で何を買うか」を、同じ気持ちの人に向けてまとめたものです。防災グッズは数えきれないほどあって、とても全部は追えません。そこで「①手元に置く/②部屋に据え付ける/③家に備蓄する/④水槽を守る」の4つの軸で、自分が本当に要ると思ったものだけに絞りました。品数を先に決めていないので、これが今の正直な結論です。

【いま熊本の被災地にいる方へ】今開いているお店・給水所がわかります。 熊本地震の生活情報を、住民の方どうしがリアルタイムに投稿・共有できるサイト『イマココナビ』が公開されています(制作・運営:株式会社猫人間制作所)。スーパー/コンビニ、ガソリンスタンド、給水所・井戸水、物資配布・炊き出し、トイレ・温浴施設などの「今」を、どなたでも投稿・閲覧できます。情報は刻々と変わるため、公式の発表とあわせてご確認ください。→ 『イマココナビ』を開く
先に、ひとつだけお願いです。 今この瞬間は、被災地への物資が最優先です。買い占めや、必要以上のまとめ買いは控えましょう。この記事は「被災地が落ち着いてから、平時のうちに少しずつ備える」ことを前提にしています。

まず全体像:4つの軸で考える

細かい商品に入る前に、全体を一枚の表にしておきます。「どこに」「何のために」置くかで分けると、自分の家に足りないものに気づきやすくなります。

何のために(守るもの)代表的なもの
① 手元・持ち出し停電・夜間・避難の「初動」を乗り切るモバイルバッテリー、ライト、ラジオ
② 据え付け家具の転倒と、地震後の火災を防ぐ突っ張り棒、耐震マット、感震ブレーカー
③ 備蓄水・食料・トイレを最低3日〜1週間分保存水、非常食、簡易トイレ
④ 水槽停電・断水から魚とエビを守る乾電池式エアーポンプ、ポータブル電源

① 手元・持ち出し(枕元と玄関に)

停電・夜間・避難のときに、まず手が届く場所に置いておくものです。すべてを一つの防災リュックに詰めるより、「枕元」と「玄関」の2か所に分けておくと、いざというとき取り出しやすくなります。

品目なぜ要るか選ぶときの目安
モバイルバッテリースマホは情報・連絡・灯りの生命線。停電時に真っ先に心細くなる20,000mAh前後(スマホ4〜5回分)。USB-C対応だと充電も速い
LEDヘッドライト両手が空くので、暗い中の片付けや移動が安全にできる電池式+予備電池。頭に着けられるバンド型が便利
手回し・電池式ラジオ停電や通信障害でも情報を得られる。スマホ充電機能付きだとなお安心手回しと乾電池の両対応、USB出力付き
防災ポーチ外出先で被災したとき用。普段のカバンに入れておくホイッスル・簡易トイレ・アルミ保温シートなどが入ったもの

気になったものは、ここから探せます。

② 部屋に据え付ける(地震が来る「前」の対策)

ここが、実は一番後回しにされがちで、一番効くところです。地震のあとで怖いのが火災ですが、総務省消防庁によると、地震による火災の主な原因は「電気」です。停電が復旧して再通電したときに、倒れた家電や傷ついた配線から出火する——これが「通電火災」です。揺れを感知して電気を自動で止める「感震ブレーカー」が、その対策になります。あわせて、家具そのものを固定しておくことも大切です。就寝中に家具の下敷きになるのを防げます。

品目なぜ要るか選ぶときの目安
家具転倒防止の突っ張り棒就寝中の下敷きを防ぐ。地震のケガ・死亡原因の上位が家具の転倒天井と家具の間に。耐荷重と対応する高さを確認
耐震ジェルマットテレビ・PC・電子レンジなどの落下や「歩き出し」を抑える透明ジェルタイプ。家電や棚の底に貼る
感震ブレーカー揺れを感知して電気を自動遮断し、通電火災を防ぐコンセント差込型なら電気工事不要で手軽
ガラス飛散防止フィルム割れた窓や食器棚のガラスでのケガ・避難時の足の負傷を防ぐ窓・ガラス扉に貼る透明タイプ
耐震ラッチ(開き戸ロック)揺れで開いた扉から食器などが飛び出すのを防ぐ食器棚・吊り戸棚に後付けできるもの

電気の火災対策と家具固定は、消防庁・内閣府も繰り返し呼びかけている基本です。気になったものはここから探せます。

③ 家に備蓄する(水・食料・トイレ)

農林水産省や首相官邸は、飲料・調理用の水を「1人1日3リットル、最低3日分、できれば1週間分」と案内しています。大きな災害では、支援物資が届くまで3日以上かかることも想定されているためです。そして意外と見落とされがちなのがトイレ。断水・停電では水洗トイレが使えなくなるので、簡易トイレは多めに用意しておきたいところです。

品目なぜ要るか選ぶときの目安
保存水飲料・調理に1人1日3L。断水時にもっとも重要5年保存の2Lを箱で。3日〜1週間分を家族の人数分
非常食火や水があまり要らないものを中心に3日〜1週間分5年保存のアルファ米・缶詰・レトルト。普段食べ慣れた味だと安心
カセットコンロ+ボンベ停電・ガス停止でもお湯を沸かせる。温かい食事は心を保つボンベは多めに(1日1本目安で数日分)
簡易トイレ断水・停電で水洗が使えない。備蓄で最も忘れられがち1人1日5回×日数で計算し、少し多めに
LEDランタン部屋を「面」で照らす。ヘッドライトと役割が違う電池式。暖色で目が疲れにくいもの

水と食料は、あとで触れる「ローリングストック」にすると無理なく続けられます。気になったものはここから探せます。

④ 水槽を守る:停電対策(ここが自分の本題です)

自分は水槽が趣味なので、地震のたびに一番心配になるのが、魚とエビの命です。停電すると、エアレーション(酸素を送る装置)・ヒーター(保温)・フィルター(ろ過)が全部止まります。すると、酸欠、冬場の水温低下、そしてフィルターが止まることで水をきれいに保つ「ろ過バクテリア」が弱る、という三重苦が同時に来ます。魚は数時間の停電でも危険なことがあるので、電気に頼らずしのぐ道具を用意しておくと安心です。

品目なぜ要るか選ぶときの目安
乾電池式エアーポンプ停電で最初に困るのが酸欠。電池で泡(酸素)を送り続けられる単1〜単3で動くもの。連続稼働時間を確認し、予備も用意
予備の乾電池(単3形など)エアーポンプ・ライト・ラジオ共通の「燃料」。切れたら意味がないアルカリの大容量。使う機器の電池サイズに揃える
ポータブル電源ヒーターやフィルターを一時的に動かせる。人の防災とも兼用できる容量(Wh)と定格出力(W)を、動かしたい機器に合わせる
使い捨てカイロ冬の停電で、水温の急な低下をやわらげる。発泡スチロール箱と併用「貼らない」タイプを箱で。水槽の側面に当てて使う
カルキ抜き(塩素中和剤)断水後、水道水で水換えするとき、魚に有害な塩素を中和する液体タイプが少量で使えて便利
アクアリストの小ワザ。 水槽は普段から水位を数センチ下げておくと、大きな揺れで水がこぼれにくくなります。停電したら、まずフタを開けて水面を広げ(空気に触れる面を増やして酸素を取り込みやすくする)、電池式エアーポンプで泡を送ります。冬はヒーターが止まるので、発泡スチロール箱で水槽を囲い、外側に使い捨てカイロを当てて水温の急降下を防ぎます。魚は多少の水温の高低より「急な変化」に弱いので、とにかくゆっくり保つのがコツです。

水槽まわりで気になったものは、ここから探せます。

焦って買い込まなくて大丈夫:注意したいこと

ここまで色々と挙げましたが、大事なことを一つ。今このタイミングで、全部を慌てて買い込む必要はありません。むしろ、被災地に物資が行き渡るべき時期に、遠く離れた場所での買い占めは避けたいところです。

防災グッズは、地震の直後に価格が上がったり、転売品が出回ったりしがちです。慌てて高値で買うより、少し落ち着いてから、定価で、必要な分だけ揃える方が賢明です。食料や水は「ローリングストック」——普段より少し多めに買って、古いものから使い、使った分を買い足す——にすれば、賞味期限切れのムダもなく、いつも一定量が家にある状態を保てます。

いつやるか=今日、ひとつだけでも

「防災、いつかやらなきゃ」で終わってしまうのが、一番もったいないです。全部を一度に揃えようとすると腰が重くなるので、今日は「家具を一つ固定する」「水を一箱注文する」——それだけでも、昨日より確実に安全になります。自分も、この記事を書きながら、まずは枕元のライトとモバイルバッテリーから見直しました。

まとめ

ここに挙げたのは、あくまで自分が「これは要る」と思ったものです。網羅はしていないので、家族構成や住まい(戸建てかマンションか、階数)に合わせて、自分でも探してみてください。特に小さな子どもや高齢者、ペットがいる家庭は、専用に必要なものが増えます。水槽をやっている人は、④の停電対策だけでも先に手を打っておくと、いざというとき本当に気持ちが違います。

最後になりましたが、熊本の地震で被害に遭われた方々の安全と、一日も早い復旧を心よりお祈りしています。この記事が、どこかの誰かの「そろそろ備えておこうかな」のきっかけになれば嬉しいです。

この記事の収益について。 この記事のAmazonリンクから得た紹介料は、全額を、熊本県が正式に開設した「令和8年熊本地震義援金」へ寄付します。被災された方の力に、少しでもなればと思っています。

▼ 熊本県公式の義援金口座(受付期間:2026年7月29日〜10月30日/予定)
肥後銀行 県庁支店 普通預金 1700669
口座名義:令和8年熊本地震義援金(熊本県) 熊本県知事 木村 敬
(カナ:レイワハチネンクマモトジシンギエンキン(クマモトケン))
熊本銀行・ゆうちょ銀行の口座は準備中です。直接ご支援くださる場合は、こちらの口座をご利用ください。最新の受付状況は熊本県の公式ページでご確認ください。

参考にした一次情報:首相官邸「災害が起きる前にできること」農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」総務省消防庁「感震ブレーカー」総務省消防庁「地震による家具の転倒を防ぐには」内閣府「大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会」