AquaDraft Ops Automation 基本設計書(ADO-BD-001)

文書番号ADO-BD-001版数1.0最終更新2026年9月2日現在Phase 1 素材追加業務の自動化
この記事について
連載「AI時代にIT業界に求められるスキルや人材は何か」で進めている、AquaDraftの運用をAIで自動化するプロジェクトの成果物です。実際に作成した基本設計書(文書番号 ADO-BD-001)を、体裁を変えずそのまま公開しています。本文が「である調」なのは、社内で使う設計文書の様式に合わせているためです。
この文書は、全18業務を工程まで分解し、それぞれを人がやるのかAIがやるのか、AIがやるならどの機能をどう設定するのかを確定させたものです。これで自動化の設計が一区切りになります。
プロジェクトの経緯はAI時代にIT業界に求められるスキルや人材は何か -実践編 #1-、上位の文書は要求分析書(ADO-RA-001)要件定義書(ADO-RD-001)プロジェクト計画書(ADO-PP-001)をご覧ください。

文書管理情報

項目 内容
文書番号 ADO-BD-001
文書名 AquaDraft Ops Automation 基本設計書
プロジェクト名 AquaDraft Ops Automation
版数 1.2
作成日 2026年9月2日
最終更新 2026年9月2日
作成者 Claude
承認者 やまかずさん(オーナー)
上位文書 ADO-RD-001 要件定義書

改訂履歴

版数 日付 変更者 変更内容
1.2 2026-09-02 Claude オーナーの承認により、定期タスク8件のスパンと起動時刻を確定し、すべて登録した。5.2を登録結果の一覧に改め、月次の実現方法と書き込み先の分担を明記。これに伴いOPEN-B10を解消し、OPEN-B01の原因を特定して残作業をオーナーの操作へ移した
1.1 2026-09-02 Claude オーナーの指摘により、機能と工程の紐づけを是正。4章の使う機能の列を名前まで書き下し、5章を名前付きの全数一覧に改め、網羅性の確認(5.9)を追加。整備状況に「道具のみ」を新設し、道具の有無と無人起動の有無を分離。実態との食い違い3点(プラグインの不存在、定期タスクの登録数、道具の呼び出し方)を訂正
1.0 2026-09-02 Claude 初版。全18業務を工程まで分解し、工程ごとの担当、実行の場、使う機能を確定。運用でリポジトリを使わない決定(2026-09-01)を反映

1. この文書の位置づけ

1.1 目的

本シリーズはここまで3本の文書を公開してきた。要求分析書で「今どうなっているか」を洗い出し、要件定義書で「何をどこまで自動化するか」を定め、プロジェクト計画書で「いつ誰が何を作るか」を並べた。

残っているのは一つである。それをClaudeのどの機能を使い、どのように設定して動かすのか。本書はそれを定める。

1.2 設計完了の条件

本プロジェクトにおける「自動化の設計が完了した」の定義は、オーナーが2026年8月30日に言葉で定めている。以下がその条件である。

  • 自動化を全体フローで洗い出す
  • それぞれ詰める
  • 漏れ抜けをチェックする
  • Claudeがやるのか、オーナーしかできないのかを、すべてのタスクで確認する
  • 全体フローが決まったら、それをClaudeのどの機能を使って、どのように設定するのかを決める

この5つが揃って、自動化の設計として完了である。本書の執筆時点での達成状況は次のとおりである。

条件 対応する文書 状態
全体フローで洗い出す ADO-RA-001 3.2(業務一覧BIZ-01からBIZ-18) 完了
それぞれ詰める ADO-RA-001 3.3から3.7、ADO-RD-001 3.1 完了
漏れ抜けをチェックする ADO-RA-001 1.1改訂履歴(3業務の追補) 完了
すべてのタスクで担当を確認する 本書 4章および6章 完了
どの機能をどう設定するか 本書 4章および5章 完了

1.3 本書を書くに至った経緯

正直に記録しておく。設計が完了する前に、個別の実装へ着手していた。回帰テストの整備、候補素材の調査、優先順位付けを順に作っては「完了しました」と報告していた。さらに「最初の自動化」という、計画書のどこにも存在しない作業単位を自分で作り、それを現在地として報告していた。

オーナーからの指摘は明確だった。設計の完了条件は既に言葉で定めてあり、その最後の一項目が埋まっていない。埋まっていないものを飛ばして実装を進めれば、何を作っているのかを誰も承認できない。

もう一つ原則がある。承認は目に見える形のものに対してしか出せない、というものである。作業用に作ったマークダウンファイルは根拠にならない。決まったことは、記事か会話で示す。本書を公開文書として出すのはそのためである。

版数1.1で、もう一度同じ性質の指摘を受けた。初版は、工程の側に「スキル」「手元のスクリプト」と機能の種類しか書いておらず、どのスキルか、どのスクリプトかを名指ししていなかった。機能の側の一覧も工程を網羅していなかった。つまり、機能と工程が紐づいていなかった。「どの機能をどう設定するか」という条件は、種類を書けば満たされるものではない。名前で指して、両方向から辿れて初めて満たされる。

紐づけを詰める過程で、初版の記述が実態と食い違っている箇所も3つ見つかった。プラグインを作成済みと書いたが存在しないこと、定期タスクとして登録できているのは1件だけであること、道具の呼び出し方が実物と違うことである。いずれも版数1.1で訂正した。

1.4 関連文書

文書番号 文書名 本書との関係
ADO-RA-001 要求分析書 業務一覧と現行フローの出典
ADO-RD-001 要件定義書 AI評価カテゴリ・自動化分類・承認ルールの出典
ADO-PP-001 プロジェクト計画書 作業単位(WBS)とスケジュールの出典

2. 設計の前提

2.1 三つの軸を分ける

「自動化する」という一語には、性質の違う三つの決めごとが混ざっている。これを分けないまま議論すると、機能名だけが飛び交って何も決まらない。本書では以下の三軸に分けて設計する。

決めること 具体例
実行の場 いつ、何をきっかけに起動するか 週に一度の定期実行、ファイルを書いた直後、オーナーが呼んだとき
載せる中身 起動した先で何をするか スキルの手順、スクリプト、プロンプト
状態の置き場 結果をどこに残すか 手元のログファイル、公開ページ、WordPressの記事

同じ「素材の候補を調べる」でも、週に一度勝手に走るのか、オーナーが呼んだときだけ走るのかで設計は変わる。実行の場を先に決め、そこへ中身を載せる順序で設計する。

2.2 実行の場の候補

実行の場になり得るものを、追加費用の少ない順に並べる。

実行の場 起動のきっかけ 追加費用 オーナーの操作 本設計での位置づけ
フック 特定の操作の直前・直後 なし 不要 記録の取りこぼし防止に使う
定期タスク 曜日と時刻 なし 不要 背骨として使う
セッション オーナーが呼んだとき なし 必要 判断を挟む工程に使う
ルーティン(クラウド) 曜日と時刻 なし 不要 見送り(2.3)
Cowork オーナーが呼んだとき なし 必要 画面操作が要る工程の候補
GitHub Actions コードの変更時 なし 不要 運用では使わない(2.5)
外部サービス 個別 発生する 個別 制約CON-07により原則不採用

2.3 背骨は定期タスク

自動化の背骨を、手元の環境で動く定期タスクに置く。ルーティン(クラウドで動く定期実行)ではない。根拠は二つある。

一つ目は、クラウドからAquaDraftのリポジトリへアクセスする権限の要求が拒否されたことである。非公開リポジトリのため、クラウド側の実行環境がコードを取得できない。

二つ目は、クラウドからは手元の認証情報ファイルが読めないことである。ブログの投稿にもWordPressへの接続にも認証が要る。その値は手元にしか置いていないし、置き場所を変えるつもりもない。

したがって、週に一度勝手に走る仕組みは手元の定期タスクで作る。この判断は2026年8月30日に確定した。

2.4 無人化という言葉の二つの意味

本プロジェクトの最終ゴールは、オーナーがいなくてもAquaDraftの運営が回ることである。ここで「無人」には二つの意味があり、必要なのは後者である。

  • パソコンが起動していなくても動くこと
  • オーナーが手を動かさなくても動くこと

前者を満たすにはクラウドが要るが、2.3の理由で今は成立しない。後者は手元の定期タスクで満たせる。パソコンが起動していれば、オーナーが何もしなくても処理は進む。本設計は後者を目標に置く。

2.5 リポジトリを運用に使わない

2026年9月1日にオーナーから確定した指示である。要旨を記す。

  • AquaDraftのリポジトリはアプリ本体のためのものであり、アプリそのものに関係しないものは一切置かない
  • 理由はセキュリティと管理の両面である
  • 自動化はあくまで運用の話であり、アプリ本体とは無関係である
  • 今回の自動化の運用ではリポジトリを使わなくてよい
  • 運用の記録が要るなら、手元にログとして残せばよい

これは設計に直接効く。運用の状態、候補素材の一覧、実行ログ、テストの結果は、いずれもリポジトリの外に置く。コードの変更をきっかけに動く仕組み(GitHub Actions)も、運用の実行の場としては採用しない。アプリのコードに対する既存のテスト設定は、アプリ側の設備としてそのまま残す。

2.6 状態の置き場

置き場は三つに限定する。

置き場 置くもの 参照する人
手元のログ 実行の記録、候補の一覧、テスト結果、バックアップの検証結果 Claude
運用ボード(Artifact) 現在地、今週やったこと、止まっているもの オーナー
WordPress 公開する設計文書、記事、告知 読者とオーナー

3. 使う機能と使わない機能

3.1 使う機能

機能 三軸での役割 何に使うか
定期タスク 実行の場 週次と月次の起動。8件の全数は5.2にある
スキル 載せる中身 手順の固定。素材追加、リリースノート、週次レポート、記事執筆
フック 実行の場 操作の直後に記録を残す。取りこぼしの防止
Artifact 状態の置き場 運用ボード。オーナーが見る面
手元のスクリプト 載せる中身 判断の要らない機械的な処理。差分抽出、圧縮、通しテスト
セッション 実行の場 判断を挟む工程。オーナーとのやりとりが要るもの

3.2 使わない機能と理由

機能 使わない理由
ルーティン(クラウド) 非公開リポジトリへのアクセスが拒否され、手元の認証情報も読めない(2.3)
GitHub Actions(運用目的) 運用でリポジトリを使わない決定による(2.5)
有料の外部サービス 制約CON-07により追加費用を発生させない。3Dモデル化の外部サービスのみ既存契約の範囲で扱う
Cowork 画面操作が必須の工程が確定するまで保留。現時点で必須と確定した工程はない
プラグイン(中身の配布単位) スキルの数が少なく、まとめる必要が出ていない。差し替えの単位をそろえる必要が出た時点で作る

4. 業務別の設計

4.1 表の読み方

以下、業務ID順に全18業務を工程まで分解する。各表の列は次の意味である。

  • 担当は、その工程を誰が実施するか。Claude、機械(判断を伴わない自動処理)、オーナーの3種類
  • 評価は、要件定義書2.2のAI評価カテゴリ。高信頼、中信頼、低信頼、自動化禁止
  • 分類は、要件定義書2.3の自動化分類。Aは完全自動化、Bは下書きの後に承認、Cは条件超過時のみエスカレーション、Dは人間確認必須、Eは自動化しない
  • 使う機能は、その工程を動かす機能の名前。名前は5章の一覧と一対一で対応する
  • 整備状況は、その機能の現状

使う機能の列は、必ず名前まで書く。頭に付く語が機能の種類であり、同時に実行の場を示す。定期タスクとフックは無人で起動する。スキルとスクリプトは、呼ばれて動く中身である。

意味
定期タスク 曜日と時刻で自動的に起動する。オーナーの操作が要らない
フック 特定の操作の直後に自動的に走る
スキル 手順を固定した中身。会話の中か、定期タスクから呼ばれて動く
スクリプト 判断の要らない機械的な処理。手元に置く
セッション 専用の機能を作らず、会話の中で私が実施する
該当なし オーナーが担う工程
未定 前提が決まっていないため、機能を決められない

整備状況の語は以下のとおり使い分ける。道具があることと、無人で起動することは別である。この2つを1語で表すと実態がぼやけるため、分けて書く。

意味
実装済み 中身があり、起動の仕掛けも揃っている。会話から呼ぶ工程は、中身があれば実装済みとする
道具のみ 中身は動くが、無人で起動する仕掛けが無い。呼べば動くが、放っておいても動かない
一部実装 中身はあるが、工程の一部しか賄えていない
未着手 これから作る。前提は揃っている
決定待ち 前提が決まらないと作れない。7章に理由を記す
道具不要 会話の中で実施でき、専用の機能を作る必要がない
自動化しない オーナーが担うと決めた工程

4.2 BIZ-01 素材追加

現行13工程のうち9工程をオーナーが担っている。本プロジェクトで最も改善余地の大きい業務であり、Phase 1の対象である。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 人気素材の調査 Claude 中信頼 B 定期タスク「月次の素材候補調査」とスクリプト「候補の登録」 登録済み
2 既存素材との差分抽出 機械 高信頼 A 定期タスク「月次の素材候補調査」とスクリプト「差分抽出」 登録済み
3 追加対象の選定 Claude 低信頼 C 定期タスク「月次の素材候補調査」とスクリプト「候補の並べ替え」 登録済み
4 参考情報の収集 Claude 中信頼 D スキル「素材追加」 実装済み
5 画像生成の試行 Claude 中信頼 B スクリプト「画像生成の実行」 実装済み
6 クオリティ判定 オーナー 自動化禁止 D 該当なし。スクリプト「生成結果の一覧化」が候補を並べるところまで 自動化しない
7 3Dモデル化 Claude 中信頼 B 未定。外部サービスとの自動連携の可否が未検証 決定待ち
8 モデルの受け渡し 廃止 該当なし 該当なし 工程10へ統合し、工程として消滅 完了
9 モデルの圧縮 機械 高信頼 A スクリプト「モデルの圧縮」 未着手
10 AquaDraftへの実装 Claude 中信頼 B スキル「素材追加」 実装済み
11 動作確認 機械 高信頼 A スクリプト「確認手順と可否の記録」とスクリプト「通し回帰テスト」 実装済み
12 本番反映 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない
13 告知 Claude 中信頼 BからC スキル「リリースノート」 一部実装

工程1から3は、道具はできているが起動する仕掛けが無い。つまり私かオーナーが呼ばなければ動かない。工程13は、ブログへの投稿はできるが、SNSの認証が無いため媒体によっては投げられない。

4.3 BIZ-02 不具合修正

検知経路がオーナーの目視のみである点が最大の弱点である。利用者からの報告経路は、BIZ-18と共通の受付経路に依存する。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 不具合の検知 機械 高信頼 A 定期タスク「月次の回帰テスト」とスクリプト「通し回帰テスト」 登録済み
2 利用者からの報告の受付 機械 高信頼 A 未定。BIZ-18と共通の受付経路 決定待ち
3 再現 Claude 高信頼 A セッション 道具不要
4 原因の特定 Claude 中信頼 B セッション 道具不要
5 修正 Claude 中信頼 B セッション 道具不要
6 回帰テスト 機械 高信頼 A スクリプト「通し回帰テスト」 実装済み
7 オーナーへの報告 機械 高信頼 A スクリプト「運用ボードへの反映」 一部実装
8 本番反映 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない

4.4 BIZ-03 UI改修・機能追加

2026年7月末で機能とUIは一段落しており、現在の発生頻度は低い。要望の集約経路が無いため、次の改修の起点が存在しない状態である。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 要望の集約 Claude 中信頼 B 定期タスク「週次の課題棚卸し」 決定待ち
2 実装方針の下書き Claude 中信頼 B セッション 道具不要
3 採否の判断 オーナー 低信頼 D 該当なし 自動化しない
4 実装 Claude 中信頼 B セッション 道具不要
5 動作確認 機械 高信頼 A スクリプト「通し回帰テスト」 実装済み
6 ヘルプの追随 Claude 中信頼 B スキル「ヘルプ追随」。BIZ-14と共通 未着手
7 本番反映 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない

定期タスクは2026年9月2日に登録した。ただし工程1が拾う先の受付経路は決まっていないため、この工程だけは動かしても要望を集められない。受付経路が決まるまで決定待ちのままである。

4.5 BIZ-04 課題・改善案の管理

記録がコミットメッセージのみであり、意思決定の経緯が追跡できない。運用でリポジトリを使わない決定により、置き場は手元のログと運用ボードになる。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 材料の収集 機械 高信頼 A フック「作業記録の追記」 未着手
2 課題の起案 Claude 中信頼 B 定期タスク「週次の課題棚卸し」 登録済み
3 優先順位づけ オーナー 低信頼 D 該当なし。運用ボードに並べるところまで 自動化しない
4 起票と追跡 機械 高信頼 A スクリプト「運用ボードへの反映」 一部実装
5 完了の記録 機械 高信頼 A スクリプト「運用ボードへの反映」 一部実装

4.6 BIZ-05 告知(SNS)

3媒体とも配信の認証を持っていない。文面を作るところまでは自動化できるが、投げる先が無い。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 告知対象の抽出 機械 高信頼 A スクリプト「告知対象の抽出」 未着手
2 媒体別の文面生成 Claude 中信頼 B スキル「リリースノート」 実装済み
3 画像の用意 Claude 中信頼 B スクリプト「画像生成の実行」 一部実装
4 配信 Claude 中信頼 C 未定。各媒体の認証が無い 決定待ち
5 反応の記録 Claude 中信頼 B 未定。取得手段が無い 決定待ち

4.7 BIZ-06 ブログ記事作成

本シリーズを含め、既に回っている業務である。投稿の経路と認証が手元に揃っているため、18業務のうち最も自動化が進んでいる。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 題材の決定 Claude 中信頼 B 定期タスク「週次の記事計画」 登録済み
2 下書き Claude 中信頼 B スキル「記事執筆」(種類ごとに複数) 実装済み
3 公開 Claude 中信頼 B スクリプト「記事の投稿」 実装済み
4 反応の確認 Claude 高信頼 A BIZ-07の工程1と同じ機能を使う 決定待ち

工程1は、版数1.1の時点では手順の下書きだけがあり登録していなかった。2026年9月2日に登録し、毎週日曜の朝に自動で起動するようにした。

4.8 BIZ-07 アクセス解析の確認

数値の取得手段が決まっていない。ここが決まらないと、BIZ-06の工程4も止まる。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 数値の取得 機械 高信頼 A 未定。取得手段が無い 決定待ち
2 集計 機械 高信頼 A スクリプト「アクセス数値の集計」 未着手
3 異常の検知 機械 高信頼 A スクリプト「アクセス数値の集計」。しきい値で判定 未着手
4 対応要否の判断 Claude 低信頼 C 定期タスク「週次の運用レポート」。しきい値超過時のみオーナーへ上げる 一部実装

4.9 BIZ-08 本番反映

要件定義書3.1で自動化の例外として固定した業務である。失敗時に復旧できないため、人間を残すこと自体が合理的な判断である。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 反映内容の整理 Claude 高信頼 A セッション 道具不要
2 反映の実行 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない
3 反映後の確認 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない

4.10 BIZ-09 運用状態の把握

18業務のうち、無人で起動する仕掛けが揃っている唯一の業務である。ただし、起動しても運用ボードが更新されない事象が発生しており、原因は未解明である。9章に未決として記す。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 材料の収集 機械 高信頼 A スクリプト「確認手順と可否の記録」が残す手元のログ 実装済み
2 レポートの生成 Claude 高信頼 A 定期タスク「週次の運用レポート」とスキル「週次運用レポート」 実装済み
3 置き場への反映 機械 高信頼 A スクリプト「運用ボードへの反映」 一部実装
4 解釈コメントの付与 Claude 中信頼 B スキル「週次運用レポート」 一部実装

4.11 BIZ-10 セキュリティに関わる変更

要件定義書3.1で自動化しないと固定した業務である。工程を分解しない。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
全工程 オーナー 自動化禁止 E 該当なし 自動化しない

4.12 BIZ-11 ユーザー投稿レイアウトの受付・審査・掲載

受け口がメールのみで、応募を貯める仕組みも状態を追う仕組みも無い。見落とすと応募そのものが失われる。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 応募の受付 機械 高信頼 A 未定。現状はメールのみ 決定待ち
2 応募内容の記録 機械 高信頼 A スクリプト「応募の記録」 未着手
3 データの検査 機械 高信頼 A スクリプト「投稿データの検査」 未着手
4 掲載可否の審査 オーナー 低信頼 D 該当なし 自動化しない
5 掲載 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない
6 応募者への連絡 オーナー 自動化禁止 D スキル「問い合わせ対応」が下書きまで。送信はオーナー 未着手

4.13 BIZ-12 多言語コンテンツの維持

多言語プラグインが無いため、記事1本につき日英2本の複製が手作業で発生している。まず日英の対応台帳が無いことが問題であり、そこから作る。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 日英の対応台帳の作成 機械 高信頼 A スクリプト「日英対応台帳の作成」 未着手
2 未対応の検知 機械 高信頼 A 定期タスク「週次の多言語未対応検知」 登録済み
3 訳出の下書き Claude 中信頼 B スキル「訳出」 未着手
4 公開 Claude 中信頼 B スクリプト「記事の投稿」 実装済み
5 既知の不具合の修正 Claude 中信頼 B セッション。英語記事のタイトル文字化けと、英語応募フォームの日本語表示 道具不要

4.14 BIZ-13 辞典記事の維持

34本の記事がタイトルに価格を焼き込んでいる。価格の自動取得は禁止しているため、更新手段が存在しない。方針の決定が要る。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 対象の抽出 機械 高信頼 A スクリプト「辞典対象の抽出」 未着手
2 本文の生成 Claude 中信頼 B スキル「記事執筆」 実装済み
3 画像の用意 Claude 中信頼 B スクリプト「画像生成の実行」 一部実装
4 価格情報の扱い オーナー 低信頼 D 該当なし。自動取得が禁止のため方針の決定が要る 決定待ち
5 公開 Claude 中信頼 B スクリプト「記事の投稿」 実装済み

4.15 BIZ-14 ヘルプページの追随

機能追加のたびに日英2枚の更新が必要だが、業務として定義されていない。最終更新は2026年7月9日である。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 変更の検知 機械 高信頼 A フック「ヘルプ更新の起票」 未着手
2 差分の下書き Claude 中信頼 B スキル「ヘルプ追随」 未着手
3 日英2枚への反映 Claude 中信頼 B スキル「訳出」。BIZ-12と共通 未着手
4 公開 Claude 中信頼 B スクリプト「記事の投稿」 実装済み

4.16 BIZ-15 分類の整理(カテゴリ・タグ)

公開中の記事が意図しない分類に入っている。公開物の変更であるため、抽出は自動でも、適用の前に人間確認を挟む。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 現状の抽出 機械 高信頼 A スクリプト「分類の抽出」 未着手
2 付け替え案の作成 Claude 中信頼 B セッション 道具不要
3 適用 Claude 中信頼 B スクリプト「記事の投稿」 実装済み

4.17 BIZ-16 依存パッケージの更新と脆弱性対応

2026年8月30日の見直しで追加した業務である。現在は実施していない。脆弱性が公表されても気づく経路が無いため、発生時点の報告を義務とする。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 脆弱性と更新の検知 機械 高信頼 A 定期タスク「週次の脆弱性検知」。監査は npm の audit を直接呼ぶため、専用のスクリプトは作らない 登録済み
2 影響範囲の判定 Claude 中信頼 B スキル「影響範囲の判定」 未着手
3 更新の適用 Claude 中信頼 B セッション 道具不要
4 回帰テスト 機械 高信頼 A スクリプト「通し回帰テスト」 実装済み
5 オーナーへの報告 機械 高信頼 A 共通機能「即時報告」 未着手
6 本番反映 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない

4.18 BIZ-17 バックアップと復旧

同じく2026年8月30日の追加である。リポジトリの履歴以外にバックアップが存在せず、復旧手順も定義されていない。取得先の決定が要る。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 バックアップの取得 機械 高信頼 A 定期タスク「月次のバックアップ」。取得先は暫定 登録済み
2 取得結果の検証 機械 高信頼 A スクリプト「バックアップの検証」 未着手
3 復旧手順の維持 Claude 中信頼 B スキル「復旧手順の維持」 未着手
4 復旧の実行 オーナー 自動化禁止 D 該当なし 自動化しない
5 失敗時のオーナーへの報告 機械 高信頼 A 共通機能「即時報告」 未着手

4.19 BIZ-18 一般の問い合わせ対応

同じく2026年8月30日の追加である。掲載応募以外の窓口が存在しない。BIZ-11の応募窓口とは別の経路である。

工程 担当 評価 分類 使う機能 整備状況
1 問い合わせの受付 機械 高信頼 A 未定。窓口そのものが無い 決定待ち
2 内容の分類 Claude 中信頼 B スキル「問い合わせ対応」 未着手
3 回答の下書き Claude 中信頼 B スキル「問い合わせ対応」 未着手
4 返信 オーナー 自動化禁止 D 該当なし。下書きを承認のうえオーナーが送信 自動化しない
5 課題としての起票 機械 高信頼 A スクリプト「運用ボードへの反映」。BIZ-04と共通 未着手
6 受信時のオーナーへの報告 機械 高信頼 A 共通機能「即時報告」 未着手

5. 機能の設定

5.1 この章の読み方

4章の各行は、使う機能を名前で指している。その名前は本章の一覧に一つずつ載っている。工程から機能を引くときは4章を、機能から工程を引くときは本章を見る。どちらからも辿れるようにするのが本章の役目である。

本章の各表には「担う工程」の列がある。ここに、その機能が受け持つ工程を全部書く。4章に書いてあって本章に出てこない機能や、本章にあって誰も使っていない機能は、存在してはならない。網羅の確認は5.9に記す。

2.1に記した三つの軸との対応は次のとおりである。

対応する機能
いつ起動するか(実行の場) 定期タスク、フック、セッション
何を載せるか(中身) スキル、手元の道具、共通機能
どこに残すか(状態の置き場) 手元のログ、運用ボード、WordPress

5.2 定期タスク

曜日と時刻で自動的に起動する。オーナーの操作は要らない。無人で回るかどうかは、この表がすべてである。

2026年9月2日、オーナーの承認により8件すべてのスパンと起動時刻を確定し、登録を終えた。

名前 起動 担う工程 状態
月次のバックアップ 毎月最初の日曜 06時36分 BIZ-17の工程1 登録済み
月次の回帰テスト 毎月最初の日曜 06時50分 BIZ-02の工程1 登録済み
月次の素材候補調査 毎月最初の日曜 07時07分 BIZ-01の工程1から3 登録済み
週次の多言語未対応検知 毎週日曜 07時20分 BIZ-12の工程2 登録済み
週次の脆弱性検知 毎週日曜 07時40分 BIZ-16の工程1 登録済み
週次の課題棚卸し 毎週日曜 07時49分 BIZ-03の工程1、BIZ-04の工程2 登録済み
週次の運用レポート 毎週日曜 08時08分 BIZ-07の工程4、BIZ-09の工程2 登録済み
週次の記事計画 毎週日曜 08時19分 BIZ-06の工程1 登録済み

スパンの決め方

中身がどれだけ速く変わるかで決めた。毎日動かす理由のあるものは一つも無い。

週次に置いた5件は、1週間あれば見るべき差が出る。訳文の抜け、公表された脆弱性、失敗の記録、記事のネタは、いずれも週の単位で溜まる。

月次に置いた3件は、1週間では差が出ない。素材候補は、2026年8月29日から9月1日の4日間で3カテゴリを調べたが、素材として登録まで進んだのは2件である。調べる速さより取り込む速さのほうが遅く、週次にしても候補が積み上がるだけになる。回帰テストは素材を1件足すたびに通し実行の最後で自動的に走るため、定期の側は放置による腐りを拾う役割しか持たない。バックアップは、月1回でよいとオーナーが決めた。

日曜の朝に寄せた理由

読む場所は運用ボード1つ、読む日は日曜1日に揃える。8件を曜日で散らすと、オーナーが週に何度もボードを見に行くことになり、自動化した意味が薄れる。

日曜の朝は実績もある。週次の運用レポートは、この時刻に実際に起動している。

月次の3件も日曜に置いた。オーナーが日曜にパソコンを開いていれば、その日のうちに8件すべてが片づく。

月次をどう実現したか

cronは日付の指定と曜日の指定を「または」で読むため、毎月最初の日曜を式だけで書くことはできない。1日から7日までと日曜を並べて書くと、日曜以外の1日から7日にも起動してしまう。

そこで月次の3件も式は毎週日曜とし、中身の先頭で今日が1日から7日のあいだかどうかを判定させた。あてはまらない週は何もせずに終える。ログにも書かない。

書き込み先の分担

運用ボードへ書くのは、週次の運用レポート1件だけである。残りの7件は手元のログまでしか書かない。

同じページを複数のタスクが同時に書き換えると、後から書いたほうが前の内容を消す。ログは追記しかしないため、これが起きない。5.7に記した「手元のログはClaudeが読むもの、運用ボードはオーナーが読むもの」という分担とも合う。

順序は時刻で作った。収集の3件が先に走ってログへ書き、08時台の運用レポートがそれを読んでボードを書き、最後に記事計画がその朝の材料を使って案を出す。

起動時刻の端数について

表に書いた時刻は、指定した時刻に数分の幅を加えたものである。同じ時刻に一斉に起動しないよう、タスクごとに自動的にずらされる。順序が入れ替わらないよう、隣り合うタスクの間隔は10分以上とった。

パソコンが閉じていた場合、起動は取りこぼされない。次にパソコンとClaude Codeを開いた時点で走る。

5.3 スキル

手順を固定して、毎回同じ順序で実施させるための中身である。定期タスクから呼ばれたときも、会話の中で呼んだときも、同じ手順が走る。

名前 担う工程 状態
素材追加 BIZ-01の工程4と10 あり
リリースノート BIZ-01の工程13、BIZ-05の工程2 あり
週次運用レポート BIZ-09の工程2と4 あり
記事執筆(種類ごとに複数) BIZ-06の工程2、BIZ-13の工程2 あり
訳出 BIZ-12の工程3、BIZ-14の工程3 未着手
ヘルプ追随 BIZ-03の工程6、BIZ-14の工程2 未着手
影響範囲の判定 BIZ-16の工程2 未着手
復旧手順の維持 BIZ-17の工程3 未着手
問い合わせ対応 BIZ-11の工程6、BIZ-18の工程2と3 未着手

スキルは現在、1つずつ独立して置いている。複数をまとめて配布する単位(プラグイン)は作っていない。数が増えて差し替えの単位をそろえる必要が出た時点で作る。前版でこれを作成済みと書いたが、誤りである。

5.4 フック

特定の操作の直後に自動的に走る。人が忘れても記録が残る点に価値がある。本設計では、記録の取りこぼし防止にのみ使う。

名前 起動のきっかけ 担う工程 状態
作業記録の追記 ファイルを書いた直後 BIZ-04の工程1 未設定
ヘルプ更新の起票 機能追加の記録が入った直後 BIZ-14の工程1 未設定

判断を挟む処理はフックに載せない。動作が止まる原因になるためである。

5.5 手元の道具

判断の要らない機械的な処理は、スクリプトとして手元に置く。運用の道具であり、AquaDraftのリポジトリには入れない(2.5)。

名前 担う工程 状態
候補の登録 BIZ-01の工程1 あり
差分抽出 BIZ-01の工程2 あり
候補の並べ替え BIZ-01の工程3 あり
画像生成の実行 BIZ-01の工程5、BIZ-05の工程3、BIZ-13の工程3 あり
生成結果の一覧化 BIZ-01の工程6 あり
確認手順と可否の記録 BIZ-01の工程11、BIZ-09の工程1 あり
通し実行 BIZ-01の工程1から11をまとめて回す あり
通し回帰テスト BIZ-01の工程11、BIZ-02の工程1と6、BIZ-03の工程5、BIZ-16の工程4 あり
記事の投稿 BIZ-06の工程3、BIZ-12の工程4、BIZ-13の工程5、BIZ-14の工程4、BIZ-15の工程3 あり
モデルの圧縮 BIZ-01の工程9 未着手
運用ボードへの反映 BIZ-02の工程7、BIZ-04の工程4と5、BIZ-09の工程3、BIZ-18の工程5 一部実装
告知対象の抽出 BIZ-05の工程1 未着手
アクセス数値の集計 BIZ-07の工程2と3 未着手
応募の記録 BIZ-11の工程2 未着手
投稿データの検査 BIZ-11の工程3 未着手
日英対応台帳の作成 BIZ-12の工程1 未着手
辞典対象の抽出 BIZ-13の工程1 未着手
分類の抽出 BIZ-15の工程1 未着手
依存関係の監査 BIZ-16の工程1 未着手
バックアップの検証 BIZ-17の工程2 未着手

素材追加の道具は、アプリのリポジトリに入る設定ファイルを汚さないため、パッケージ管理の登録名を持たない。呼び出しは実行環境から直接行う。スキル「素材追加」に書いてある呼び出し方が実物と食い違っているため、9章に未決として記す。

5.6 共通機能「即時報告」

発生した時点でオーナーへ報告する義務のある工程が3つある。BIZ-16の工程5、BIZ-17の工程5、BIZ-18の工程6である。3つとも同じ仕掛けを使う。

項目 内容
起動 各定期タスクまたは受付経路の中から、条件に当たった時点で
すること オーナーへ通知し、同じ内容を手元のログと運用ボードにも残す
担う工程 BIZ-16の工程5、BIZ-17の工程5、BIZ-18の工程6
状態 未設定

週次のまとめを待たずに出す点が、運用レポートとの違いである。

5.7 状態の置き場

置き場 何を置くか 誰が読むか 状態
手元のログ 実行の記録。1行1件で追記のみ。書き換えない あり
運用ボード 現在地、今週やったこと、止まっているもの オーナー あり
WordPress 成果物。記事と設計文書 読者とオーナー あり

手元のログは私が読むためのもの、運用ボードはオーナーが読むためのものであり、役割を分ける。運用ボードへ書くのは週次の運用レポート1件だけとし、残る7件の定期タスクは手元のログまでにとどめる。同じページを複数のタスクが同時に書き換えると消し合うためである。なお、定期タスクが起動しても運用ボードが更新されない事象が出ていた。原因は無人実行が権限の確認で止まることであり、9章に未決として記す。

5.8 認証情報

WordPressへの接続、投稿の経路、その他の認証は、手元の環境ファイルで一元管理する。値は本書にも記事にも会話にも出さない。クラウドからは読めないため、認証を要する処理はすべて手元で動かす。

5.9 網羅性の確認

4章の表に並ぶ行は、廃止した1行を除いて93である。この93行のうち、使う機能の列が空欄のものは無い。名前が入っていない行は次の3種類しかなく、いずれも全数を別の章に挙げてある。

列の値 意味 行数
該当なし オーナーが担う工程 15
未定 前提が決まらず機能を決められない工程 7
セッション 会話の中で足り、専用の機能を作らない工程 9

残る62行は、すべて5.2から5.7のいずれかの名前を指している。逆に、5.2から5.7に載せた機能で、担う工程が空のものは無い。

オーナーが担う工程は6章のとおり16ある。上の表で15になっているのは、BIZ-11の工程6だけ下書きをスキルが担い、送信だけがオーナーに残るためである。前提が決まらない7行は、7章に挙げた7件の前提と一対一で対応する。

両方向で辿れることをもって、機能と工程が紐づいたとする。

6. 人間に残る工程

「Claudeがやるのか、オーナーしかできないのか」を全工程で確認した結果、オーナーに残る工程は以下の16である。これ以外の工程はすべて、私または機械が担う。

業務 工程 残す理由
BIZ-01 素材追加 6 クオリティ判定 品質の根幹に関わる判断であり、承認必須
BIZ-01 素材追加 12 本番反映 失敗時に取り返しがつかない
BIZ-02 不具合修正 8 本番反映 同上
BIZ-03 UI改修・機能追加 3 採否の判断 製品の方向を決める判断
BIZ-03 UI改修・機能追加 7 本番反映 失敗時に取り返しがつかない
BIZ-04 課題・改善案の管理 3 優先順位づけ 何を先にやるかは意思決定
BIZ-08 本番反映 2 反映の実行 失敗時に取り返しがつかない
BIZ-08 本番反映 3 反映後の確認 同上
BIZ-10 セキュリティに関わる変更 全工程 常に人間が担うと固定
BIZ-11 ユーザー投稿 4 掲載可否の審査 他人の創作物の可否判断
BIZ-11 ユーザー投稿 5 掲載 公開物であり、取り消しが効かない
BIZ-11 ユーザー投稿 6 応募者への連絡 外部への送信
BIZ-13 辞典記事の維持 4 価格情報の扱い 運用方針そのものの決定
BIZ-16 依存パッケージの更新 6 本番反映 失敗時に取り返しがつかない
BIZ-17 バックアップと復旧 4 復旧の実行 失敗時に取り返しがつかない
BIZ-18 一般の問い合わせ対応 4 返信 外部への送信

これに加えて、BIZ-01の工程4で使う情報の取得経路は、オーナーの承認したものに限る。経路そのものの承認は既に得ている。

残る工程の性質は3つに分かれる。取り返しのつかない操作、外部への送信、そして製品の方向を決める判断である。この3つ以外は人間に残さない。

7. 前提が解けるまで着手できない工程

4章で決定待ちとした工程を、待っている前提ごとにまとめる。いずれも「誰がやるか」は決まっており、「どこへ繋ぐか」が決まっていない。

待っている前提 影響する工程 決めるのは
3Dモデル化の外部サービスと自動で繋げるか BIZ-01の工程7 オーナー
問い合わせと不具合報告の受付経路をどこに作るか BIZ-02の工程2、BIZ-03の工程1、BIZ-18の工程1 オーナー
SNS3媒体の配信認証を用意するか BIZ-05の工程4と5 オーナー
アクセス解析の数値をどう取るか BIZ-06の工程4、BIZ-07の工程1 オーナー
ユーザー投稿の応募をどこに貯めるか BIZ-11の工程1 オーナー
辞典記事の価格をどう扱うか BIZ-13の工程4 オーナー
バックアップをどこへ取るか BIZ-17の工程1 オーナー

これらは私の側で決められない。外部との接続と費用に関わるためである。決まるまでは、当該工程を含む業務のうち、前提に依存しない工程だけを進める。

8. 設計完了の判定

1.2に記した5条件に対する、本書公開時点の判定である。

条件 判定 根拠
全体フローで洗い出す 完了 ADO-RA-001 3.2に18業務
それぞれ詰める 完了 本書4章に全18業務を工程まで分解
漏れ抜けをチェックする 完了 2026-08-30に3業務を追補済み
すべてのタスクで担当を確認する 完了 本書4章および6章。空欄が無いことを5.9で確認
どの機能をどう設定するか 完了 本書4章で工程から機能を名指しし、5章で機能から工程を引けるようにした。両方向の網羅は5.9

5条件が揃った。これをもって自動化の設計を完了とする。ただし7章の7件は、オーナーの決定を待たなければ実装に進めない。設計としては担当と実行の場まで確定しており、接続先が決まり次第そのまま実装できる状態にしてある。

なお、本書の承認をもって設計完了とするかどうかは、オーナーの判断による。

9. 未決事項

番号 内容 決めるのは
OPEN-B01 定期タスクが起動しても、無人のまま権限の確認で止まり最後まで走らない。原因は特定済み。各タスクを一度だけ手動で実行し、その場で権限を通す操作が要る オーナー
OPEN-B02 3Dモデル化の外部サービスと自動で繋げるか。既存契約の範囲で可能かを含む オーナー
OPEN-B03 問い合わせと不具合報告の受付経路をどこに作るか オーナー
OPEN-B04 SNS3媒体の配信認証を用意するか オーナー
OPEN-B05 アクセス解析の数値をどう取るか オーナー
OPEN-B06 辞典記事34本の価格情報をどう扱うか オーナー
OPEN-B07 バックアップをどこへ取るか。暫定で同じパソコンの中に取っているが、ディスクごと壊れたときには残らない オーナー
OPEN-B08 ユーザー投稿の応募をどこに貯めるか オーナー
OPEN-B09 スキル「素材追加」に書いてある道具の呼び出し方が実物と食い違っており、書いてあるとおりに打っても動かない Claude(修正)