緑のランプが光るルーターとLANケーブル。オンライン対戦のラグの記事のイメージ

オンライン対戦のラグを減らす方法|原因の切り分けと効き目の順番

オンラインで対戦していると、自分の操作が遅れて反映されたり、相手が瞬間移動したりすることがあります。格闘でも射撃でも、この遅れは勝ち負けに直結します。

この記事では、何が起きているのかを整理したうえで、効き目の大きい対策から順に見ていきます。機器を買い替える前に、設定と接続のしかたで直る部分がかなりあります。

この記事の要点
  • 対戦で問題になるのは回線の速さではなく、往復にかかる時間と安定さです
  • 一番効くのは有線接続です。無線のままなら5GHz帯とルーターとの距離を見ます
  • 接続方式を変えると、夜の混雑を避けられることがあります
  • 自分の環境を整えても、相手やサーバーが原因なら直りません

対戦で起きている遅れの正体

張られた一本の糸

画面と実際のずれ

オンラインの対戦では、自分の操作が相手の機械に届き、その結果が返ってくるまでに時間がかかります。この往復の時間が長いと、ボタンを押してから画面が動くまでに間が空きます。

相手の動きも同じで、届いた情報をもとに画面が描かれます。情報が遅れて届くと、相手が消えたり飛んだりして見えます。どちらも、通信の遅れが形になって現れたものです。

ラグという言葉が指すもの

ラグとひとことで言っても、中身は何種類かに分かれます。遅れて届く、届かない、届く間隔が乱れる、この3つが混ざっています。

遅れて届くのは距離や経路の問題です。届かないのは途中で情報が落ちている状態で、届く間隔が乱れるのは通り道が混んでいる状態です。

どれが起きているかで打つ手が変わります。同じ対策を試しても人によって効き方が違うのは、ここが違うためです。

自分の症状がどれに近いかを見てから手を打つと、無駄が減ります。この記事では3つを分けて見ていきます。

往復の時間という指標

通信の遅れは、信号が相手に届いて戻ってくるまでの時間で測ります。単位は1000分の1秒です。20より小さければ快適で、50を超えると操作に引っかかりを感じ始めます。100を超えると対戦には厳しくなります。

この数字は、ゲームの中に表示されることがあります。対戦の画面に出ている棒や数字が、その目安です。パソコンからは専用の命令で測れますが、ゲーム機では表示に頼ります。

往復の時間体感対戦への影響
20未満遅れを感じない問題なし
20から50わずかに重いほぼ問題なし
50から100引っかかる細かい操作で不利
100以上はっきり遅れる対戦が成り立たない

作品の側が補っている部分

対戦の作品は、遅れをある程度ごまかす仕組みを持っています。相手の動きを予測して先に描くことで、違和感を減らしています。

そのため、遅れが小さいうちは気になりません。限度を超えると補いきれず、相手が瞬間移動したように見えます。

自分が撃ったのに当たらない、という現象もここから来ます。自分の画面と相手の画面で、位置が食い違っています。

この仕組みは作品ごとに違います。同じ回線でも作品によって快適さが変わるのは、そのためです。

届かない情報という問題

遅れとは別に、情報そのものが途中で消える問題があります。送ったはずのものが届かないので、動きが飛んだり、巻き戻ったりします。遅れが小さくてもこれが起きると、対戦にならないほど崩れます。

無線の電波が弱いとき、機器の処理が追いつかないときに起こりやすいです。遅れの数字は良いのに動きがおかしいという場合は、これを疑います。

どこまで縮められるのか

遅れをゼロにすることはできません。情報が物理的に移動する時間は、どんな対策をしても消えません。

国内の相手となら、整った環境で20から30ほどの数字に収まります。ここまで来れば、対戦で不利を感じる場面はほとんどなくなります。

海外のサーバーにつながる作品では、100を超えることがあります。これは経路の長さによるもので、家の環境を直しても縮みません。

自分の数字がどのあたりかを知ると、直す余地があるのか、もう限界なのかが分かります。まずそこを測ってください。

時間の揺らぎという問題

往復の時間が一定でないことも問題になります。20で安定しているのと、20から80の間で揺れるのとでは、後者のほうが遊びにくいです。体が慣れる前に状況が変わるので、合わせられません。

家族が動画を見始めた、別の機器が通信を始めた。こうしたきっかけで揺らぎが生まれます。安定させることは、速くすることと同じくらい大事です。

回線の速さとは別の話

よく見る「何百メガ」という数字は、一度にどれだけ運べるかを表したものです。対戦で問題になるのは、それが届くまでの時間なので、別の性質です。

速さを測る道具で良い数字が出ても、遅れが大きいことはあります。反対に、速さは控えめでも遅れが小さければ対戦は快適です。契約を見直すときは、速さの数字だけを見ないようにします。

遅れの原因はどこにあるか

もつれた糸束

自分の家の中

最も多いのは、自分の家の中に原因がある場合です。無線でつないでいる、ルーターが古い、別の機器が通信を占めている。どれも手の届く範囲なので、直せる見込みがあります。

対策もここから始めます。家の外のことは調べにくく、変えるにも時間がかかるので、まず自分の側を片付けます。

原因は一つに絞れない

遅れは、自分の家、契約している回線、途中の経路、相手の環境、作品のサーバーという複数の場所で足し算されます。

どこか一つがひどいと、ほかが良くても結果は悪くなります。逆に、一番ひどい場所を直すと大きく改善します。

自分で手を出せるのは、家の中と契約している回線までです。それより先は、どう頑張っても変えられません。

手を出せる範囲を先に整えて、それでも残る分は諦める。この線引きができていないと、効かない対策に時間を使い続けます。

回線の混み具合

夜の時間帯だけ遅くなるなら、回線が混んでいます。同じ設備を使っている人が一斉に通信するので、処理の順番待ちが起きます。

この場合、家の中をいくら整えても限界があります。接続のしかたを変えるか、契約そのものを見直すことになります。昼は快適で夜だけ崩れるという形が、見分けの目印です。

相手の環境

対戦は相手がいて成り立つので、相手の環境が悪ければ自分も影響を受けます。相手が無線でつないでいたり、遠い場所にいたりすると、どうしても遅れます。

これは自分では直せません。相手が入れ替わって改善するなら、原因は自分の側ではなかったことになります。何回か対戦して様子を見ると判断できます。

サーバーの場所

多くの対戦は、どこかに置かれたサーバーを経由します。そのサーバーが海外にあると、物理的な距離の分だけ遅れます。日本から太平洋を渡ると、往復で100を超えることもあります。

遊ぶ地域を選べる作品なら、近い場所を選びます。選べない作品では、時間帯を変えると近い相手と当たりやすくなることがあります。

起きる時間帯を記録する

いつ悪くなるかを控えておくと、原因の見当がつきます。夜だけ悪いなら回線の混雑、時間に関係なく悪いなら家の中か機器の問題です。

特定の作品だけで起きるなら、その作品のサーバー側の都合です。ほかの作品でも同じなら自分側です。

家族が動画を見ている時間に重なるなら、家の中での取り合いです。この場合は時間をずらすだけで変わります。

記録は細かくなくて構いません。日付と時間、悪かったかどうか、何をしていたか、この程度で十分に手がかりになります。

原因を切り分ける順番

まず、別の機器でも遅いかを見ます。スマートフォンでも遅ければ回線の問題です。ゲーム機だけが遅いなら、接続のしかたか設定の問題です。

次に、時間帯を変えて試します。昼は快適で夜だけ悪いなら混雑です。いつでも悪いなら、家の中か機器の問題です。この2つの切り分けで、見る場所がかなり絞れます。

有線でつなぐ

床に伸びるケーブル

一番効く対策

無線をやめて線でつなぐのが、最も確実です。電波の揺らぎや干渉がなくなるので、遅れが小さく安定します。他のどの対策よりも効き目が大きいです。

対戦を真面目にやるなら、まずこれを試します。線を引けるかどうかが問題になりますが、部屋の構造を工夫すれば何とかなることが多いです。

どれくらい変わるのか

無線から有線に替えると、遅れの数字そのものは大きく変わらないことがあります。変わるのは揺らぎと、情報が落ちる頻度です。

対戦で感じる不快さは、平均の数字よりこの揺らぎから来ます。数字が同じでも、体感がはっきり良くなるのはそのためです。

無線で時々ひどく引っかかる、という症状には特に効きます。線にした日からその引っかかりが消えます。

費用は線の代金だけです。数百円から千円台で済むので、ほかの対策を考える前にここをやってください。

Switchは変換の部品が必要

Switchの本体には線をつなぐ穴がありません。据え置きの台に付いている穴を使うか、変換の部品を足します。Switch 2では台に穴が付いているので、そのまま使えます。

変換の部品は、本体の充電の穴に差して使います。携帯の形で遊びながら線をつなぐこともできますが、取り回しが悪くなります。台に置いて遊ぶなら、台の穴を使うのが素直です。

線の種類はどれでよいか

家庭の回線なら、カテゴリ5eと書かれたもので足ります。これで1秒あたり1ギガまで運べるので、ゲームには十分です。それ以上の等級を選んでも、遅れは小さくなりません。

すでに持っている線が使えるなら、買い直す必要はありません。極端に古いもの、見た目が傷んでいるものだけ替えます。高い線に替えて対戦が良くなるという話は、ほとんどの場合あてはまりません。

長さと通し方

長すぎる線は邪魔になります。必要な長さを測ってから買います。部屋をまたぐなら、扉の下を通せる平らな形のものが便利です。

電源の線と束ねて這わせると、わずかに影響を受けることがあります。気になるなら離して通します。短い距離なら、束ねても実際には差が出ません。

ルーターの差込口にも差がある

ルーター側の有線の差込口が古い規格だと、せっかく線でつないでも速さが抑えられます。古い機種では100メガ止まりの口が付いていることがあります。

本体や線が新しくても、途中に遅い口があればそこに合わせられます。一番遅い部分が全体を決めます。

自分のルーターの型番で調べれば、どの規格の口が何個あるかが分かります。線をつなぐ前に見ておくと無駄がありません。

遅い口しかない機種なら、ルーターごと替えることになります。ここは線を買い替えても解決しません。

線にしても直らない場合

有線にしたのに変わらないなら、原因は家の中ではありません。回線の混雑か、相手か、サーバーの側です。この時点で原因の候補がかなり減るので、無駄な買い物を避けられます。

まず有線で試してから次を考えるのが、遠回りしない順番です。線は数百円で手に入るので、確かめる費用としては安く済みます。

無線のまま良くする

静かな水面の波紋

5ギガヘルツの帯を使う

無線には2つの帯があります。数字の小さいほうは遠くまで届きますが、他の機器と混ざりやすいです。大きいほうは届く範囲が狭い代わりに、混みにくく速いです。

ルーターの近くで遊ぶなら、大きいほうを選びます。名前の末尾に「5G」や「-A」と付いているものがそれです。ルーターの設定で、どちらにつながっているかを確かめられます。

新しい規格に替える効果

無線の規格は何年かごとに新しくなります。新しいものほど、同じ場所に機器が多くあっても乱れにくくなっています。

家にある機器の数が増えた人には、この点が効きます。スマホ、テレビ、掃除機まで無線につながる家では、古いルーターが追いつかなくなります。

ただし、本体側が新しい規格に対応していないと意味がありません。ルーターだけ替えても、受け手が古ければ古い方式で通信します。

替える前に、自分の本体がどの規格まで対応しているかを見てください。そこに合わせたものを買えば十分です。

ルーターとの距離

電波は距離で弱まります。同じ部屋にあるのと、2階離れているのとでは、別物といってよいほど違います。遊ぶ場所の近くにルーターを移せるなら、それが一番簡単な改善です。

移せないなら、本体の向きを変えるだけでも変わることがあります。ルーターとの間に体が入ると弱まるので、座る向きを変えてみます。

間にあるものを避ける

壁、金属、水は電波を遮ります。コンクリートの壁を1枚挟むと、かなり弱まります。水槽や冷蔵庫の裏を通る経路も良くありません。

ルーターを床に置くより、高いところに置くほうが届きやすいです。棚の上や、壁に取り付ける形が向いています。家具の中にしまうのは避けます。

集合住宅では隣の電波が影響する

アパートやマンションでは、近隣の家の電波が同じ帯に重なります。自分の家の中を整えても、外から混ざってきます。

使う帯を変えると改善することがあります。周りが使っていない帯に移るだけで、乱れが減ります。

ルーターの設定画面で、どの帯が混んでいるかを調べられる機種があります。自動で空いている帯を選ぶ機能も付いています。

どうしても改善しないなら、有線に切り替えるのが確実です。隣の家の電波は自分では止められません。

他の電波との混ざり

電子レンジを回すと切れるという場合は、数字の小さい帯を使っています。この帯は電子レンジと同じ周波数を使うので、動かすと干渉します。

無線のマウスやイヤホンも同じ帯を使います。機器が増えるほど混みます。数字の大きい帯に移すと、この種の問題はほぼ消えます。

ルーターの置き場所

床に置いたり、棚の奥に押し込んだりしていると電波が広がりません。できるだけ高い位置で、周りが開けた場所に置いてください。

金属の棚の中、テレビの裏、水槽の近くは特に悪い場所です。電波が遮られたり吸われたりします。

家の中心に近い場所が理想です。端の部屋に置くと、反対側の部屋に届きにくくなります。

置き場所を変えるだけなので費用はかかりません。線を引き直す手間はありますが、効果は試す価値があります。

中継する機器を足すとき

離れた部屋に電波を届けるために、中継する機器を足すことがあります。届く範囲は広がりますが、1回余分に経由する分だけ遅れが増えます。

対戦のためなら、中継を増やすより線を引くほうが筋が通ります。電線を使って別の部屋に信号を運ぶ機器もありますが、こちらも遅れは生まれます。

回線そのものを見直す

壁の中の配管口

光の回線が前提

対戦をするなら、光の回線が基本です。電話の線を使う方式や、ケーブルテレビの回線では、遅れが大きくなりがちです。

すでに光の契約なのに遅いなら、別の原因があります。契約の種類を確かめてから、次を考えます。契約書を探すより、請求の明細を見るほうが早いことがあります。

速さの数字は目安にならない

契約の広告に出ている1ギガや10ギガという数字は、大きなデータをまとめて運ぶ力の話です。対戦の遅れとは別の指標です。

対戦で必要なのは、小さな情報を乱れずに往復させることです。太い道でも渋滞していれば遅れます。

速さを測る道具で良い数字が出ているのに対戦が重い、という人はここで食い違っています。測っているものが違います。

遅れを見たいときは、往復の時間と揺らぎを見てください。速さの数字だけを見ていると、原因を見落とします。

集合住宅の配線のしかた

集合住宅では、建物の入口から各部屋までの配線が何通りかあります。部屋まで光が来ているのか、途中から電話の線に変わっているのかで、速さと遅れが大きく変わります。

電話の線に変わる方式だと、どう設定しても一定以上は良くなりません。管理している側に確かめるか、自分の部屋まで光を引く工事を相談することになります。

接続の方式を変える

同じ回線でも、インターネットへのつなぎ方に種類があります。古い方式は夜に混みやすく、新しい方式は混雑を避けられることが多いです。

契約している会社が新しい方式に対応していれば、申し込みで切り替えられます。費用がかからない場合もあります。夜だけ遅いという症状には、これが効くことがあります。

携帯の回線は向かない

工事のいらない据え置き型の通信機器は、携帯の電波を使います。手軽な代わりに、遅れと揺らぎが大きいです。動画を見るには足りても、対戦には厳しいです。

どうしてもこれしか選べない場合は、電波の強い場所に機器を置き、有線でつなぎます。それでも光の回線には届きません。

夜だけ悪いなら混雑

平日の夜や休日の夜だけ重くなるなら、同じ回線を使っている人が増える時間に当たっています。

これは自分の機器では直りません。家の中をいくら整えても、外の道が詰まっています。

対策は、混雑を避ける方式に変えるか、別の事業者に移るかの二択です。どちらも契約の話なので、すぐには済みません。

その前に、昼間に測って良い数字が出るかを確かめてください。昼も悪いなら混雑ではなく、ほかに原因があります。

乗り換える前に確かめること

契約を変えるのは費用と手間がかかります。その前に、有線にする、接続方式を変える、ルーターを見直すといった順で試します。これで直るなら乗り換えは要りません。

乗り換えるなら、建物で使える方式を先に確かめます。申し込んだあとで工事ができないと分かると、時間を無駄にします。

機器の設定を見る

小さなスイッチの列

ルーターを再起動する

長く動かし続けたルーターは、処理が溜まって遅くなることがあります。電源を抜いて1分ほど待ち、差し直します。これで直る場合が少なくありません。

月に1回程度、再起動する習慣にしておくと予防になります。設定が消えることはありません。家族が使っている時間は避けます。

ルーターにも寿命がある

何年も使っているルーターは、中身が劣化して不安定になります。再起動すると直るが、しばらくすると戻るという症状が出ます。

熱にも弱く、夏場だけ調子が悪くなる機種があります。触って熱いと感じるなら、風通しを良くしてみてください。

5年を超えているなら、買い替えを考える時期です。規格も古くなっているので、替えると二重に効きます。

回線を借りているときに付いてくる機器も同じです。長く使っているなら、事業者に相談すれば交換してもらえることがあります。

ソフトウェアを更新する

ルーターにも更新があります。古いままだと、処理の不具合が残っていたり、安全面の問題があったりします。設定の画面から確かめられます。

自動で更新する設定があるなら、入れておきます。手動の場合は、半年に1回くらい見ます。更新の途中で電源を抜くと壊れるので、終わるまで待ちます。

通信の通り道を確かめる

ゲーム機の設定画面に、通信の種類を調べる項目があります。Switchでは接続テスト、PS5ではネットワークの状況として見られます。ここに出る種類によって、対戦のつながりやすさが変わります。

制限が強い種類だと、相手を見つけにくくなったり、途中で切れやすくなったりします。遅れそのものとは別の問題ですが、対戦の快適さには関わります。

自動で通り道を開ける設定

ルーターに、機器が必要な通り道を自動で開ける機能があります。これを有効にすると、ゲーム機が自分で必要な設定をします。多くの場合、これだけで制限が緩みます。

設定の画面で、該当する項目を探して有効にします。安全面を気にする声もありますが、家庭で使う範囲では大きな問題になりません。

手動で通り道を開ける

自動で開かない場合、手動で指定することもできます。ゲーム機に固定の番号を割り当て、必要な通り道をその番号に向けます。作品ごとに必要な番号が公開されています。

手順はルーターによって違うので、説明書を見ながら進めます。間違えると他の通信に影響が出るので、設定の前に現在の状態を書き留めておきます。

自分以外が原因のとき

糸でつながれた紙コップ

同じ家の人の通信

家族が動画を見ていると、回線が取り合いになります。高い画質の動画は、それなりの量を使い続けます。複数の部屋で同時に見ていれば、対戦に回る分が減ります。

ルーターに、機器ごとの優先順位を決める機能が付いていることがあります。ゲーム機を優先に設定すると、取り合いの中で有利になります。

自分が配信している場合

対戦しながら配信もしていると、送り出す側の通信を自分で使っています。遅れが出るのは当然の状態です。

配信の画質を落とすと、使う量が減って対戦が安定します。両方を最高にしようとすると、どちらも崩れます。

録画して後から上げる形に変えれば、対戦中は通信を使いません。勝ちたい試合のときはこの形が確実です。

家族が同時に配信を見ている場合も同じことが起きます。家の中で取り合いになっていないかを確かめてください。

本体のダウンロード

ゲーム機が裏で更新をダウンロードしていると、対戦に影響します。本体の設定で、ダウンロードを止めるか、遊んでいる間は休ませる設定にします。

更新の確認は寝ている間に済ませるのが理想です。休止中にダウンロードする設定を入れておけば、遊ぶ時間に重なりません。

相手の環境が悪い場合

相手が無線で、しかも電波が弱い場所にいると、こちらから見ても動きが崩れます。自分の環境を整えても直りません。

相手を選べる仕組みがある作品なら、通信の状態が良い相手と当たる設定を選びます。表示される棒の本数で、相手の状態がおおよそ分かります。

サーバーの場所を選ぶ

遊ぶ地域を選べるなら、日本か近い場所を選びます。海外のサーバーに入ると、どうしても遅れが出ます。人が少ない時間に、遠い場所に振り分けられることもあります。

選べない作品では、遊ぶ時間帯を変えると改善することがあります。国内の人が多い時間なら、近い相手と当たりやすくなります。

ゲーム側に問題があるとき

特定の作品だけで崩れるなら、その作品の仕組みに原因があります。発売直後は人が集中して不安定になることもあります。

公式の知らせや、同じ作品を遊んでいる人の声を見ると、自分だけの問題かどうかが分かります。全体の問題なら、直るのを待つしかありません。

まとめ

対戦の遅れで問題になるのは、回線の速さではなく往復にかかる時間と、その安定さです。速さの数字が良くても遅れが大きいことがあるので、見る場所を分けます。

効き目の順番は、有線にする、無線なら5ギガヘルツの帯とルーターとの距離を見る、接続の方式を変える、ルーターの設定を見る、という流れです。費用のかからないものから順に試します。

家の中を整えても直らないなら、原因は回線の混雑か、相手か、サーバーの側です。どこが原因かを切り分けてから手を打つと、無駄な買い物を避けられます。