最近、XでAlpha@alphaofchildren さんという無農薬栽培4年目の方のクラウドファンディングの活動を知りました。
CAMPFIREに出ているプロジェクトは、耕作放棄地を再生し、農地を広げ、子どもも大人も農業に参加できる場をつくっていくという内容です。
発信している人には、どうしても賛否や風当たりがつきまといます。しかし、画面の外で実際に土を触り、作物を育て、農地を残そうとすることはまだまだ人間がやらないといけない事です。
ネット上の言葉や今AIを使ってやる事よりも、畑に立つ継続のほうがずっと重いことがあります。
この記事では、日曜電遊劇場として、このクラファンの内容を整理して紹介します。支援するかどうかは各自でページをよく読んで判断してほしいですが、「こういう取り組みが今ある」ということは、健康・筋トレブームの今、知っておいて損はないと思います。
クラファンの概要
プロジェクト名は「食料自給率向上!耕作放棄地再生!日本人の為の農業ネットワークを全国に拡大したい!」。実行者はCAMPFIRE上では Alpha Umbrella と表示されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 掲載カテゴリ | まちづくり・地域活性化 |
| 目標金額 | 5,000,000円 |
| 現在の支援額 | 431,400円、支援者65人(2026年6月18日確認時点) |
| 募集期間 | 2026年6月4日開始、2026年7月31日23:59終了予定 |
| 方式 | All-In方式。目標金額に届かなかった場合でも、集まった支援をもとに実行される形式です |
| 主な使い道 | 設備費、人件費、リターン仕入れ費、耕作放棄地の再生、農地拡大、農業ネットワーク構築、子ども農園開催の費用など |
数字はページ確認時点のものです。支援額・残り日数・リターンの在庫は変わるため、最新情報は必ずCAMPFIREのページで確認してください。
何をやろうとしているのか
柱は大きく分けて、耕作放棄地の再生、農地の拡大、農業に参加できる人の入口づくりです。ページ説明では、2026年7月から耕作放棄地の再生に取り組み、老若男女が参画できる農業を全国に広げたい、という方向性が示されています。
面白いのは、単に「野菜を売ります」では終わっていないところです。子ども農園、農作業参加チケット、陸稲や大豆づくりの体験、野草摘み、味噌作り教室など、食べ物そのものだけでなく、作り方を覚える場がリターンに入っています。
食料の話は、どうしても大きな政治や経済の話になりがちです。でも、最後に残るのは「誰が作れるのか」「どこに畑があるのか」「子どもがそれを見たことがあるのか」という足元の話です。ここを地道に増やす取り組みは、派手ではないけれど大事だと思います。
農薬不使用・自然栽培のリターンもある
ページ内のリターン説明にも、神奈川県秦野市で農薬不使用で育てた野菜や果樹、自然栽培で育てて採取した野菜の種が登場します。
無農薬や農薬不使用の栽培は、言うほど簡単ではありません。虫も来ます。病気も出ます。見た目の揃った作物を大量に安く出すのも難しくなります。それでも続ける人がいるのは、味や安全性だけではなく、「土地をどう使うか」「食べものを誰が作るか」という選択の話でもあるからだと思います。
農作物を受け取るリターンだけでなく、子ども農園や農作業参加のように、作る側へ一歩近づく入口が用意されています。消費だけで終わらない支援になっているのが、このクラファンの特徴です。
支援リターンの選び方
リターンはかなり幅広く、1,000円の参加チケットから、高額のスポンサー枠まであります。ざっくり分けると、次のような選び方になります。
| 支援の方向 | 向いている人 | 見ておきたいリターン例 |
|---|---|---|
| まず気軽に応援したい | 活動を知って、少額でも背中を押したい人 | 1,500円、3,300円、10,000円などの応援枠 |
| 子ども農園を応援したい | 子どもに農業体験の場があることを大事だと思う人 | 子ども農園参加チケット、子ども農園サポーター、開催スポンサー |
| 実際に畑へ行きたい | 秦野市周辺へ行けて、体験そのものを楽しみたい人 | 農作業参加チケット、野菜作り体験、陸稲・大豆づくり体験、野草摘み、味噌作り教室 |
| 農作物を受け取りたい | 作物を通じて活動を感じたい人 | スナップエンドウ、オクラ、ナス、そら豆、ニンニク、野菜・果樹の詰め合わせなど |
| 活動を大きく支えたい | 農地再生や活動拠点づくりを強めに支援したい人 | スポンサー枠、ネームプレート、感謝状、高額応援枠 |
支援前に確認しておきたいこと
応援記事なので良いところを紹介していますが、クラウドファンディングは普通の通販とは違います。支援前に、ここは必ず見ておいた方がいいです。
- All-In方式であること:目標未達でも実行される形式なので、支援金の使い道と実行計画を読んで納得してから支援する。
- リターン時期が先のものも多いこと:2026年末から2027年にかけてのリターンが多くあります。すぐ届く通販感覚では見ない方がいいです。
- 体験系は場所と日程を確認すること:神奈川県秦野市・小田急線渋沢駅周辺での集合が多いため、行ける人向けです。
- 農作物は自然相手であること:天候や生育状況で収穫量や時期が変わる可能性があります。
- 高額支援は勢いで押さないこと:応援したい気持ちが強いときほど、家計に無理がない範囲で選ぶのが大事です。
ネットの言葉より、畑を残す手を見たい
いまの時代、誰かを応援するのは少し難しいです。発信者の言葉の一部だけが切り取られたり、立場で見られたり、賛否の渦に巻き込まれたりします。
それでも、耕作放棄地を再生する、子どもに農業を教える、農薬不使用の野菜を育てる、農作業に参加できる場をつくる。こういう地味で手間のかかる行動は、ちゃんと見ておきたいです。
日曜電遊劇場はゲームやAIやアクアリウムの話が多い場所ですが、結局どの趣味も生活の土台があってこそです。食べものを作る人、土地を守る人、次の世代に手触りのある経験を渡そうとする人がいるなら、そこに小さくても光を当てたい。
支援額、残り日数、リターン内容は更新される可能性があります。興味がある方は、必ずCAMPFIREの公式ページで最新情報を確認してください。
CAMPFIREのプロジェクトを見る無理のない範囲でいいと思います。少額で応援する、ページを読む、誰かに共有する。それだけでも、こういう活動が孤立しないための一票になります。